2015年6月6日土曜日

「芸術・華の都」パリ

今日は、昨日の「芸術の都」で、思い出した不思議なお話を・・・

パリには縁あって、もうかれこれ何年も住んでおりますが、ヨーロッパのいくつか有名な首都の中で、一番素敵な街だなぁ〜と思っています。

私は、フランスの周辺国しか行った事がないのですが、街としてはとても整っていて、堂々とした景観も、魅力的に感じます。

そんなパリを、息子のために一度離れて、2年半程、日本に帰った事があります。

ちょうど、同時多発テロの頃でした。長男の事に気がついたのも、この時期。

長女も、ハイハイするようになり、長男に時間をかけて接してあげたいと言う思いがなかなか実現できず、幼稚園入園も控えていたので、母子3人で私の実家に帰る事に決めました。

言葉が遅いから、日本語だけに絞った方がいいのでは?

そして私も、フランス語で療育機関に通う自身がなかったことなど、色んな事が理由でした。

幸い、実家のある市内の幼稚園に入れて頂き、2年間とても充実した園生活を送る事が出来たのですが、今度は小学校で悩みました。

この2年半の間に、主人も日本に帰ってくるつもりでいたのですが、なかなか難しく・・・

そしてまた長男のためにという想いで、日本での教育を選んだはずなのですが、この先家族離れてまで続ける事が、本当に長男のためになるのか?という想いにもなり、とっても悩みました・・・

最終的には、家族が一緒に生活出来る事を選び、フランスに戻る決心がつきました。

戻ってからは、色々なご縁から、学校以外にも、日本語で療育を受けるところが見つかり、結構忙しい日々を送っていました。

それでも、「フランスに居ていいのかなぁ〜」という思いが、時々過ったりしていて・・・

そんな時、聞いた話で、ある数学者が難題を解くためにしたこと。それが、そのために一年間、パリに行ったということなのです。何をした訳でもない、パリの街をゆったりと堪能されたということらしいのです。そして見事帰って、難題を解いた!というのを聞いた時、私の中のスイッチが切り替わったような気がしました。

毎日毎日、車から見るパリの景色。エッフェル塔の横を通って、セーヌ川を渡って・・・

『きっと、長男も何かを感じているに違いない!決して無駄な事ではないんだ!』

それからは、このフランスだから出来る事。今、この環境の中で出来る事などを意識するようにしてきました。

そうすると、不思議な事に、また多くの素晴らしいご縁を頂くようになり、こうしてここまで来る事が出来ました。

でも、家族みんな日本が大好き!年に一回は、必ず帰れるように頑張っています!

そして、今年も待ちに待った日本行き の日が、目の前まで来ています。

どちらが良かったという事ではなく、パリの街にも感謝。
そして、もちろん日本にも!どこにいても、この世に無駄な物は無いのかなという事を、教わった気がします。





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