パリには縁あって、もうかれこれ何年も住んでおりますが、ヨーロッパのいくつか有名な首都の中で、一番素敵な街だなぁ〜と思っています。
私は、フランスの周辺国しか行った事がないのですが、街としてはとても整っていて、堂々とした景観も、魅力的に感じます。
そんなパリを、息子のために一度離れて、2年半程、日本に帰った事があります。
ちょうど、同時多発テロの頃でした。長男の事に気がついたのも、この時期。
言葉が遅いから、日本語だけに絞った方がいいのでは?
そして私も、フランス語で療育機関に通う自身がなかったことなど、色んな事が理由でした。
幸い、実家のある市内の幼稚園に入れて頂き、2年間とても充実した園生活を送る事が出来たのですが、今度は小学校で悩みました。
この2年半の間に、主人も日本に帰ってくるつもりでいたのですが、なかなか難しく・・・
そしてまた長男のためにという想いで、日本での教育を選んだはずなのですが、この先家族離れてまで続ける事が、本当に長男のためになるのか?という想いにもなり、とっても悩みました・・・
最終的には、家族が一緒に生活出来る事を選び、フランスに戻る決心がつきました。
戻ってからは、色々なご縁から、学校以外にも、日本語で療育を受けるところが見つかり、結構忙しい日々を送っていました。
それでも、「フランスに居ていいのかなぁ〜」という思いが、時々過ったりしていて・・・
そんな時、聞いた話で、ある数学者が難題を解くためにしたこと。それが、そのために一年間、パリに行ったということなのです。何をした訳でもない、パリの街をゆったりと堪能されたということらしいのです。そして見事帰って、難題を解いた!というのを聞いた時、私の中のスイッチが切り替わったような気がしました。
毎日毎日、車から見るパリの景色。エッフェル塔の横を通って、セーヌ川を渡って・・・
『きっと、長男も何かを感じているに違いない!決して無駄な事ではないんだ!』
それからは、このフランスだから出来る事。今、この環境の中で出来る事などを意識するようにしてきました。
そうすると、不思議な事に、また多くの素晴らしいご縁を頂くようになり、こうしてここまで来る事が出来ました。
でも、家族みんな日本が大好き!年に一回は、必ず帰れるように頑張っています!
そして、今年も待ちに待った日本行き の日が、目の前まで来ています。
どちらが良かったという事ではなく、パリの街にも感謝。
そして、もちろん日本にも!どこにいても、この世に無駄な物は無いのかなという事を、教わった気がします。
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