「アール・ブリュット」ととは、フランス語で直訳すると、「生(き)の芸術」となりますが、美術の教育に影響を受けていない、独自の絵画や造形の事を言います。
一般的には、ハンディキャップのある人達が、作り出したものを呼び、英語では、「アウトサイダー・アート」と言ったりしますが、私は「アール・ブリュット」と呼ぶ方が好きです。
2010年に、当時の日本人学校の校長先生から紹介して頂き、パリのモンマルトルの丘の梺にある、アル・サン・ピエール美術館で行われた「アール・ブリュット・ジャポネ展」に、行ってきました。
そこには、今までの美術館では見た事のない、個性溢れる作品が、たくさん展示されていました。
こだわりが強い子が描いたであろう、パターン化したものが、数えきれない程紙面にいっぱいに敷き詰められた、模様とも言えるような画だったり。
飛行機や電車が好きなんだろうなぁ〜と思わせてくれる、電車の絵だったり、模型だったり。
きっとこの人は、自分の名前をたくさん練習させられたのかなぁ〜と、思えちゃうくらい、ひらがなと漢字をミックスして書いた名前の画?だったり。並び方や字にも味があるので、それだけでアートに見えちゃうんです。
その他、とってもオシャレに着飾った土偶のような造形品や、不思議な壺などなど・・・
どの作品にも、会った事はないのに、不思議とその人を思わせてくれるものばかりで、普通の美術館よりも、想像力を働かせて観た記憶があります。
そのころの長男は、12歳。まだ今ほど、自由に絵や字を書いたりはしていませんでしたが、長男のようにCM好きな子なんだろうなぁ〜と思わせるような、微笑ましい作品などもありました。
私は、どちらかというと、美術館めぐりにあまり興味がない人・・・
一つの画の前にじーっと立っているのがなんだか苦手で・・・
フランスに住んでいるのに笑われてしまうかもしれませんが、お付き合いで行く事の方が多いのです。
でも、長男はスーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」という画が好きだったりします。点描法といって点の集合で出来ている部分が、長男の興味をそそるのか?それともただ単純に、昔、テレビのCMで使われていたからか?
長女もダンスやミュージカルが好きだったりするのは・・・
やはり、小さいころからフランスに住んでいると、こうなるのでしょうか?
私も、多少の影響は受けているかも?しれませんが、ここは「芸術の都」さんに感謝申し上げたいと思います。(笑)
今では、新しい日本の文化として、日本のアールブリュットが、ヨーロッパで注目を浴びているようです。
これからも益々、アールブリュットの作家さんたちが、活躍される世の中になって行く事を、応援したいと思います。
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