週半分の寄宿舎生活は、生活のリズムを整えることや、好き嫌いをなくすこと、又、ノンタンもまだ小さいので、私の負担を軽減するなども考えて下さり、学校が提案して下さいました。
その中でも一番は、家に帰ってきてから、自由に過ごしてしまう時間の使い方を整えるためだと思われますが、水曜日には、待ちに待って帰宅するものですから、又そこからパソコンやDVDを見たり、絵を描いたり、ベッドの上でおやつを食べながらのカウチポテト的な生活をはじめてしまうのです。
「明日、学校だから、もう寝なくっちゃ!」みたいな考えには、残念ながらならないようです…
最近では、すっかり落ち着いて来た長男に、トイレを汚すこと以外は満足だった私は、あまり口出しをしなくなっていたので、今回の面談では、反省させられました…
まず、自宅から送り出す木曜日と金曜日は、授業中も眠そうで勉強に身が入らないとのこと…
そして、みんなで食べる昼食から始まる月曜日なのですが、ついつい遅めの朝ごはんになってしまう所に、しばらく日本食が食べられないだろうと思って与えてしまうおにぎりなど…
それを良いことに、苦手な学校での昼食を食べないらしいのです。
朝、食べない朝ごはんのパンなどを、自宅から持っていくのですが、それをロッカーに隠し、昼食に充てようとするなど、かなり彼なりに頭を使っているようです。
いずれのことが、長男のようであった別の男の子が、学校の寄宿舎生活をはじめて、とても良く改善されたらしいので、「長男も絶対変われる!」と励ましていただくのですが、週の半分と言うのと、やっぱり食べ物に関してはフランス人と日本人の差はあるかなと思いますが、現に学校に泊まっている間は夜も早く寝て、朝は元気に!お腹が空けば、今まで口にしたこともないカモのステーキも食べられる事は分かっているので、後は我が家での頑張りだと言うことになります…
面談中は長男も同席。タイムタイマーと呼ばれる、時間が赤い印でビジュアル的に示されて、自分が使う時間など、先の見通しがつくので、自閉的傾向にある子には、とてもいいタイマーです。
日本人学校時代も使っていましたので、よく理解はしているはずです。
この時間は、自由時間。これが鳴ったら授業開始など、授業時間内にメリハリをつけるには、モッテコイ!
それもあって、自分の都合のいい時間は、隙を狙って時間を延長し、都合の悪い時は、短縮したりと、悪知恵も随分働いているようです。
「そんな事も出来るようになったのか〜!」と、半分感心している私ですが、そんな事を言っている場合ではありません。
面談の最後。もう昼食の時間に差し掛かっていたのですがに、「質問は、ありますか?」と聞いて下さったので、このタイムタイマーを買えるかすぐさま質問。
すると、ロッカーの中から、出してきて、「長男の為になるなら…」と、一つ譲って下さいました。
こんなにいいものを頂いたのだから、私も頑張らなくっちゃ…
プレッシャーですが、義務教育を終え、ちょっとホッとしてしまい、最近自由にさせてしまいがちでしたので、又気を引き締めて、長男にも目を向けていこうと思ったのでした。