2015年10月31日土曜日

かぼちゃの行方

 今日は、ハロウィン。日本でも、毎年、加熱するハロウィン熱で、オレンジのかぼちゃを目にする事が多くなりましたね。

奥のオレンジので、作りました。


かぼちゃは好きで、良く煮物にしたり、料理する事もありますが、大抵日本の栗カボチャ的な緑のものを、日本食材のお店で買う事が多いです。と、言うか、オレンジのかぼちゃは水っぽくて、日本の煮物には向いてなく、スープなどに適してると聞いたので、買った事はありませんでした。

そんな中、夏休みに義父の田舎の長野へ行った時、私も長女もチョー気に入ってしまったのが、「かぼちゃの甘酢漬け」。

おやつ代わりに頂くようなほど、お漬物を口にする機会が多い土地柄なので、「これは一体何の???」と思い聞いてみると、まさかの「かぼちゃ」だったのです!

最近では、イタリアンやフレンチレストランのシェフなどもご指名するほどの、西洋野菜を作る農家さんもたくさんあるので、日本でもお目見えする事が多くなったオレンジのかぼちゃ。

ましてや、ハロウィンなので、お家にオレンジのかぼちゃがある方も多いのでは・・・

作り方は、至って簡単!食べやすい大きさに薄く切って、らっきょうを作る用のスーパーに売っている甘酢に、3時間漬ければOK。

私は、手にする事が出来ないのでネットを見て自分で作りました。

目からウロコの「かぼちゃの甘酢漬け」。

ハロウィンの後のかぼちゃの行方に困っている方!是非、お試しあれ〜!

和のハロウィン

2015年10月28日水曜日

はじめての職業訓練

長女も、9月で中学校の最終学年に入りました。日本での夏休みは、周りが受験生で相手にしてもらえず、不機嫌だったのですが、新学期に入ってからは、やっと自分も受験生の意識が出て来たらしく、最近では毎日のように「明日テスト!」と言っては、今まで以上に勉強している感じがします。

また、この学年では、自分で探して職業訓練を1週間しなければいけないというのが、フランスでは当たり前らしく、始まって早々、「何処でやろう⁉︎」と悩んでいました。

私も高校生の時に、日本橋の三越で2週間、満員電車に揺られて通いましたが、学校で決められた所へ、しかもクラスみんなと一緒に行ったので、その歳より3歳も下の子が自分で決めるというのには、びっくりしました。

それにしても、一人で出かける事を14歳まで許さないお国柄。当然、送り迎いは私か主人なので、この近所にして欲しいなぁと、これもとても大事な事であるのであります。

ここはパリではないので、大体は、親の会社にお願いしたり、近所の商店街や幼稚園などが多いようです。

我が家は主人の仕事を手伝うというのは、ちょっと無理なので、ファッションん好きで、接客希望であれば、近所のノンタンのお洋服屋さんにお願いすればというのが、私の意見。

それか、通勤の事を考えると、お兄ちゃんの学校での研修も良いんじゃない⁉︎というのが、私達夫婦の意見。

すると、二つ目のお兄ちゃんの学校での研修に興味を示した長女。

まさかそんなに直ぐに興味を持ってくれると思わなかったので、一応「色々なタイプの子が居るけど、大丈夫?」と尋ねると、「大丈夫」と返事が返ってきました。

それじゃあ、話してみようと学校に問い合わせると、前向きな返事を頂いたので、面談→体験を経て、無事に決まりました。

と言っても、その間に色々あったのですが…

学校側は、最悪の場合を想定して、色々なタイプの子供の大変な話をして来たので、それを聞いた後に、自分に出来るか責任を感じてしまって泣いてしまった長女。

決して、やりたくなくなって泣いたのではないのですが、体験をしてからの方が良いという事で、先週の月曜日と水曜日に行ってきて、晴れて12月の5日間の職業訓練をする事に決まりました。

私が中学生の時は、このような世界には、全くと言って良いほど目を向けた事はありませんでした。

長女も普段は、ファッションやメイクなどなど、この歳の子が興味を持つような事に、一生懸命な毎日ですが、生まれた時からお兄ちゃんと兄妹な事もあってか、自然とそのような世界に目を向けられる彼女には、関心してしまいました。

せっかく、そしてやっと、受け入れてもらえたこの機会。将来、この経験が、彼女の宝物となってくれる事を祈っています。

2015年10月15日木曜日

ここに行きたい〜!

海外に居る事もあって、もう10年前くらいから、日本のおじいちゃんおばあちゃんや、いとこ達と、チャットで会話をしていました。

今でもそうですが、何時間もつけていると、画面の向こうのみんなが、もう一つの部屋に居るみたいな感覚になります。

「ちょっとお風呂に入ってくるね〜!」なんて言って、誰かが写っていなくても、日本のテレビの音、特にコマーシャルや、時には途中でかかってきた電話での会話が流れていたりすると、なんとなく日本に居るような、また一つの屋根の下に居るような感覚になり、安心感さえ感じたりもします。

先日、ノンタンの幼稚園で秋祭りがあり、秋色のお洋服を着て、秋の味覚のケーキなどを持ち寄ると言うイベントがあり、茶色のリボンが胸元に付いたワンピースを誇らしげに着ていったので、日本のおじいちゃんおばあちゃんに見せようと、チャットをしました。

祖父母も私たちも、携帯電話はiosを使っているので、最近では大抵用事があるとFaceTimeで呼びます。

小さい頃から携帯電話に相手の顔が出てくる事が当たり前のノンタンは、なんだか固定電話のスピーカーで話す時には、ピンと来ない様で、会話になりません。

上の二人が小さい時は、まだスピーカーで話すと言う事は、今のチャットのような感覚で、みんなで会話が出来て楽しい感じがしたのですが・・・

私が小さい頃には、誰もが憧れたテレビ電話が、今こうして当たり前になっているのだから、ビックリですよね。

そして、画面に写っているおじいちゃんおばあちゃんの家に、行きたくなってしまったノンタン。

「ここに行く〜!」と言ってグズリはじめました。

「ピッピ!」と押せば、繋がる日本に、飛行機に半日乗らないと行けないとは、まだ分かっていないようです。

それにしても、子供の頃の夢のような想いが、現実になっている世の中。

でも、「どこでもドア」だけは、実現出来ませんよね〜・・・【泣】


幼稚園に持って行ったマロンケーキ。先生方にレシピを教えてと大好評で、ママ大喜び!

2015年10月12日月曜日

はじめての発表会

幼稚園がはじまって、もう一ヶ月が過ぎました。

最初は、「行かない!」なんて言っている時もありましたが、最近は朝起きて、ご飯も食べないで行こうとするほどに・・・

朝は、もう気温10℃以下の中を、パパと行く時は肩車、ママと行く時は、テクテク歩いたり、抱っこしたりしながら、普段なかなか歩く事が無いので、10分弱の距離をスキンシップを取りながら行くようにしています。

先週、連絡ノートに、「自分の大事なお人形を持ってくるように」と書いてありました。

正確には、寝る時にあったら安心するお守りみたいな物のことを指していて、フランスでは、「ドゥドゥ」と言います。特に必要としていないノンタンは、夏休みにおばあちゃんに買ってもらい、お世話を始めた、「赤ちゃんぽぽちゃん」を持って行くことにしました。

どうやら、みんなの前で自分の「ドゥドゥ」について紹介すると言うのが狙いのようです。

何日か前から、長女の後をリピートして、

「この子の名前は、ぽぽちゃんです。」「歳は1歳です。」「日本人の女の子です。」と3つの文章をフランス語で練習しました。

その中で、最初の「この子の名前は〜」と言うのを「エル サペール ポポ」と発音するのですが、それを聞いた瞬間にノンタンが、「エルサじゃないよ〜!ぽぽちゃんだよ〜!」と言いました。

アナ雪ファンのノンタンには、真っ先に「エルサ」と耳に飛び込んできたのでしょう。

これがきっかけで、先に進まなかったら、どうしましょう…と心配しましたが、どうにかおだてて3つの文章を何とか口にしていましたが、本番はどうだったのでしょう?

その日、お迎えに行くと、嬉しそうに、また大事そうにぽぽちゃんを抱っこして出てきましたが、先生に聞けていないので、どうしたかなぁ…と思っています。

長男の時から、願掛けの意味も込めて、おまじないのように唱えている我が家のジンクス。「本番に強い!」。

その笑顔で帰ってきたということは、きっとノンタンもできたんだね♡

そして帰り道は、枯れ葉の中をシャカシャカ音を立てて帰って来ました。