2016年2月29日月曜日

妖怪現れてのご利益は?

 今日は、4年に1度のちょっぴり長い、2月最後の日。明日からは、3月ですね。

もうすっかり、冬のバーゲンも終わり、街は春物のお洋服でいっぱいです。

フランスでは、夏と冬の年に2回のバーゲンの時期が、国で決められていて、冬のバーゲンは、1月の第2水曜日、朝8時からです。

しかし、第2水曜日が1月12日以降になった場合は、第1水曜日になるみたいで、今年は1月6日からでした。何とも細かい・・・その他、表示方法や宣伝の仕方なども法律で決められてると言うから、凄い徹底しています。

朝8時からどこのお店も開いているわけではなく、これもあくまでも決まりの一部。百貨店などは、8時からオープンしているところもあるので、子供を学校に送ったその足で、バーゲン会場にまっしぐらというママさんも多いです。

私も、買い物は大好き!特に良いモノを安く買うのが、私のショッピングの心得。決して、主人のように、流行に流されないし、しかもバーゲンの前日に買い物する事なんか考えられない・・・そこだけは、典型的なフランス人であります。

しかし・・・(涙)

今年のバーゲン・・・1回も・・・行ってませ〜ん!・・・(大粒涙)

それは、言うまでもありません。火の車でした・・・

今までにも、そんな事は多々ありましたが、パリに住んでいた事もあり、誘惑に負け、ウィンドショッピングを前提に出かけていました・・・

なので、今回、人生初のノー・バーゲン!

2回目の成人式を過ぎた頃から、自然と物欲が無くなってきて、バーゲンやショッピングに出かける回数がグーッと減ってきましたが、一度も行かなかったとなると、それはそれでちょっと誇らしげ!「私、今回、1回もバーゲン行ってないの〜!」と自慢したくもなってきました。

先日、ニュースで「ミニマリスト」と呼ばれる、「物を持たない暮らし」、「最小限の物で暮らす」人たちを取り上げていました。

近年、「断捨離」なんて言葉も良く耳にするようになり、基本、ファッション・インテリアなどが大好きで、「飾る事は生き甲斐」と言っても過言ではない感覚の私には、今回の事も含め、考えさせられる話題でした・・・

絶対マネは出来ませんが、これを以て、「これでいいのだ!」と思わせて頂きました。

3年半前、ノンタンが産まれた年は、何故か不思議と主人の仕事が大忙しで・・・

「子供は、福田を持って産まれてくる」とか、「子供が産まれる度に、裕福になる」とか、よく聞きますが、本当に実感致しました。

なので、この度は、最近、私の六感で良く感じる、我が家の「座敷童子」ちゃんへ期待を込めて♡

「座敷童子」と言えば、家に富をもたらし、見た者には幸運が訪れるなどの言い伝えがありますよね。

明けない夜はない!明日からは3月!もう春ですもんね♡

妖怪=八百万の神=九十九神=MOTTAINAI。

私流の解釈ですが、こんな事を心がけていれば、景気のいい話しも聞けるのではないか!なんて感じている、今日この頃であります。


季節外れの2度目の登場!




2016年2月27日土曜日

我が家に妖怪?! 現る!

 家事の中でも、洗濯は、割と好きな方に入ります。が、こちらの洗濯機はドラム式が主流。水事情などから、少ない水で効率よく洗うように出来ているので、よく使う「綿30℃」の設定で、ほぼ2時間かかります。

「 今日は、お友達とランチだからその前に洗濯を干してこう!」な〜んて思ったら、前の日の夜にタイマーをセットして置いた方が確実です。

特に冬は、日照時間が短く、太陽がお目見えする事も少ないので、場合によっては凍ってしまいます。パリは外干し禁止ですが、田舎暮らしでも外干しは不可能、家の中の方がよっぽど乾きます。

それでも、我が家は、普段生活していない半地下にあたるスペースに洗濯機があり、干すのもその場所ですので、ちょっと寒い場所にわざわざ洗濯をしに行くといった感じになりますが、それでも家の中の方が良いのです。

厚手の物などは、1日では半乾きのことが多いので、だいたい2日に1回、7キロの洗濯機を2台、ほぼ満杯状態でいっぺんに回し、15キロほどの洗濯物に・・・

干す前に洗濯物を取り込んで乾燥機に入れたりすると、ざっと1時間はかかってしまいます。

白・黒・色柄・おしゃれ着などに分けて洗うことを考えると、日本の洗濯機みたいに短時間でこまめに働いてくれるのに憧れますが、幸い洗濯機を1台頂いて2台ありますので、とっても助かっています。

そんなこんなで、冬は乾燥機を回しながら、干すのが習慣。けっこう音もしますので、周りの音はあまり聞こえません。

 しかも、夜に干す事も多いので、ちょっと不気味で、早く終わりにしたいから必死に干している私。

私に用事があって子供達が降りて来ても全然わかりません。

そこへ、スリッパも履かずに素足で、黙〜って降りてくるのは、長男と次女。

ふと人影を感じて振り向くと、入口に長男がぬぼーっと立っていたり・・・

ぱーっと、何か通ったように感じたと思ったら、次女が足元にいたり・・・

「もう 〜っ!びっくりした〜っっっ!」

結構、本当にドキッとします。

長男は、目がぎょろっと大きいので、「三つ目の大入道」。
次女は、まったくもって、「座敷童子」です。

「なんか、用かい?」。

ママだって、びっくりしちゃうから、黙ーって来るのはやめてね〜!

ほんと、お願いしたいです!

かと思いきや、たま〜に煙草を吸いに降りて来る主人。まさか私が洗濯物を干してると思わずに扉を開けて、「あっ!居たの!」とびっくりしています。ww

日本の美しい女性の姿をした妖怪も多数いるようで・・・うっしっし・・・

ご想像にお任せしま〜す・・・


大好きないちごをパクリ!の座敷童ちゃん。




2016年2月26日金曜日

スキーバカンス・でこぼこ全開!

 今週から、2週間のスキーバカンスに入りました。

我が家は、スキーに行く予定は無く、2週間のんびり?する予定です。

1週目、長男は学校があるので、女子だけ。

一見、楽そうですが、歳の差一回りともなると、出かけたい場所はバラバラ。いつもの事ですが、大変です。

最近お友達になった日本人の方に紹介してもらい、ノンタンは室内で遊べる施設へ9時半から11時半まで、週2回開いているとのことなので、行ってきました。

ボールプールがあったり、キッチンセットがあったり、お絵描きが出来たり、日本の児童館を縮小したようなスペースでした。

まだまだ、日の出も7時40分頃。天気が良くても、午前中は寒く足下もぐちゃぐちゃしていますので、室内の遊び場は、モッテコイでした♡

そしてその間、聞くまでもありませんが、もちろん長女はお留守番希望。 行きたいところは、やっぱりお買い物。最近はインテリアにも興味があり、じゃあ、近場でノンタンも一緒で、お昼も食べれちゃうところという事で、午後はIKEAへ行く事に。

午前中遊んだにもかかわらず、まだまだ元気なノンタン。子供部屋・おもちゃコーナーから動きたくありません。反対に早く見て回りたい長女。少しは付き合いましたが、最終的にはノンタンを泣かせ、強制的に、お買い物カートに乗せることとなりました。

最後の出口のところでは、フランスでは珍しいドーナツとソフトクリームが食べられるので、喜ぶ二人。ここだけは、まだまだ共通の趣味だったようです。

本当は、お目当ての靴を探したい長女なのですが、今日が大変だったので、私とゆっくり買い物が出来る日を待つと言い出しました。それが一番!

来週は、主人と長男が加わり、一度は家族で出かける計画も立てたいですが、ショッピングチームとアウトドアチーム、きっと二手に分かれる事となるでしょう・・・

パパ頑張ってね〜!




2016年2月15日月曜日

懐かしい思い出2

 先週から、長男と長女が小さい時のビデオを編集して、YouTubeにアップし始めました。

半年程前から、ずーっとやりたいと 思っていたので、念願のといった感じです。

しばらく前まで(ノンタンが生まれる前あたり)は、たま〜に、長女が「小さい頃のビデオが見たい!」と言い出し、テレビに繋いで見ていましたが、なんせデジタルビデオテープなので、今の時代の物からすると、ちょっと面倒なのであります。

主人が、テープの方が映像がきれいだと気に入っていて、ノンタンの記録もHDVのテープを使っている物がいくつかあったりします。

ちょっと編集に時間はかかりますが、小さい子どもが二人いた時の、今よりアクティブなお出かけの映像と、若い自分たちを見るのは、やっぱり懐かしいものでした。

今回、改めて見て驚いた事!ノンタン(次女)とまーちゃん(長女)は、あまり似ていないと思っていたのですが、あらあらっ!表情や雰囲気なんかがそっくりで、びっくりしました。

もちろん姉妹なので、似ている要素はあるのですが、 長女は産まれてすぐに、先生から「今回はどーしたの?黒いね!」と・・・

フランス人は小麦色の肌に憧れる事もあって、長男と比べて黒い=良しとしての一言だったらしいのですが、それを皮切りに、日本でもどこへ行っても時には冬だって、「あら〜っ!いい色に焼けてるわねぇ〜!」と知らない人からも、いっつも声をかけられていたのです。

近くの公園しか行っていないので、回答に困っていると、みなさん「マズイ(汗)」と言うような顔をするので、私も相手に話を合わせるようになっていました・・・

それに比べてノンタンは、白過ぎ!産んだ病院が違うので、「今回はどーしたの?」という事にはなりませんでしたが、きっと一緒だったら言われていたでしょうね。目の色も薄めで髪の毛もくりくりの茶髪。そんなことからも、パパを知らない人からは、フランス人とのハーフに間違えられたり・・・ww

こんな二人のイメージが強いので、「似てる〜!」と今回はびっくりしたのでした!

そして、ビデオテープの数は、長男が産まれてからの物や、2001年10月(ちょうどアメリカが同時多発テロの報復攻撃を始める1日前)〜2003年3月まで、長男の幼稚園入園のために、主人と離れて日本に帰国していた時のものなど、その他いっぱいあります。

2003年の12月から1月にかけての冬休みは、小学校探しのため、再びフランスを訪れ日本人学校を見学に行ったりしました。

大晦日・元旦にもかかわらず、遊園地で遊んでいるのは、その時の旅行中だからなんですね。パパと離れて住んでいた分、ここぞとばかりに取り戻したんでしょう。

しかし、楽しい映像の中にも、ちょっと気になる事を発見、久しぶりに思い出してしまいました。

長女のまーちゃんが、頻繁に目をパチクリパチクリさせているのです。これは、その時にも気づいていたのですが、旅行中に発症し、帰国後少しの間続きました。

パリのアパートに着いてしばらくは、時差ボケで夜に元気になっちゃう状態。夜中も、起きている日が何日か続きました。すると、ある夜、下の住人の人が「昼間はいいのだけど、夜中は・・・」と、言いにきました。しかも、赤ちゃんが産まれたばかりだとか・・・

私は、理由を説明し謝りましたが、しばらく続いてしまいました。そんなことから、夜中に長男が奇声に近い声なんかを出してしまう時、いつもにない調子で怒ったのを、隣で見ていたまーちゃんには、ストレスになったのかもしれません。

幸い、下の方も、クリスマスにはカードを届けて下さる良い人でしたが、やっぱり人に迷惑をかけてしまっているという思いは、とても気を遣いピリピリしていた事と思います。

そして、フランスに戻って生活をしはじめ何年か経ち、このアパートを引っ越す事になった時、たまたま下のご主人と駐車場で会った主人。ぱ〜っとこちらへ駆け寄ってきて、「あの時は、申し訳なかった。自分も子供が増え大きくなり、そう感じた・・・」と・・・

特にトラブルになった訳ではありませんが、ありがたい一言でした。

「多過ぎるまばたき」、きっと一過性のチック症だったと思いますが、こんな事もあったなぁと、楽しい思い出の中に見つけた、ちょっぴり苦い思い出でした。



2016年2月12日金曜日

偶然は必然

 先週の土曜日は、珍しく青空となり、気持ちのいい1日でした。

パパと買い物に行くと、もれなく特典が付いてくる事を知っているノンタンは、主人と一緒に出かけて行きました。

普段は、この近くに公園が無いのもあり、自宅の庭で遊ぶのですが、天気も良かったので、帰りにちょっと脚を伸ばし、隣町の公園まで行ってきたようです。

お昼の時間も過ぎ、「遅いなぁ〜」と思っていると、長女も同感だったようで・・・

その前の週、夕飯にピザを頼み、その日はお店が人手不足とあって、取りに行く事になり(よくある事)、なかなか切れない車の裂に見計らって入ったと本人は言うのですが、薄暗くて見えなかった事もあり、運悪くポリスの車の前を割り込む形になり、点数を切られてしまった主人。

その事もあって、「また、ポリスに捕まっちゃったんじゃないの〜」と、長女の冷たい一言。

私も、「もしや?」と思い、電話をしてみました。

すると、なにやら電話の奥で「私の妻だ◯△◇☆〜」と、フランス語で会話をしているのです。聞けば、日本人の奥さんがいるご家族の方に会って、遊んでいるところだと・・・

しかも、この近くに、我が家より前からお住まいのご家族だとか!

引っ越してきた当時、役場で日本人が住んでいるかを尋ねてみたのですが、いないと聞いていて・・・隣町だから、分からなかったのかもしれませんが、車で10分弱の場所にいらっしゃることが分かり、びっくりしました。

はじめて行った公園で、このような出会い。あちらも、もう一つの公園と迷って、この公園に来たらしく。お子さんもノンタンより一つ上の女の子がいて、その日はノンタンも、手をつないで仲良く遊んだようです。

その後、主人に聞いて連絡を取り、二日後に早速遊びに行ってきました。
歳も近く、趣味も合う、そんな素敵な方でした。

あちらは、この近辺の情報を多数持っていて、私は彼女よりパリの情報に詳しいことがわかり、これからは楽しいお付き合いとなりそうです。

今までにも、「偶然は必然」と言うような出来事は多々ありましたが、今回も主人が持ってきてくれた、私の日常に大きな影響を与えてくれる、ありがたい出会いを頂きました♡

2016年2月4日木曜日

18歳の誕生日♡

 昨日、2月3日は、長男の18歳の誕生日でした。

日本では節分。「鬼は外、福は内。」って豆まきをするんでしょうが、我が家は豆も手に入らないし、なんと言っても長男の誕生日なので、ケーキを食べてお祝いになります。

昔から、節分の日が誕生日とあって、学校で先生が「今日は何の日かわかりますか〜?」と尋ねると、「シュートくんの誕生日〜!」と答えてくれる子が必ずいました。

今でも、覚えていてくれる方はたくさんいて、昨日も私の所にもお祝いのメッセージが寄せられた、幸せ者です。

そして、18歳はフランスでは、成人です。 

18歳かぁ〜・・・なんだか早かったような、遅くはないけどそれなりのような・・・

18年前の昨日、2時22分に2970グラムで生まれ、特に大きな病気もなく、ここまで来ましたが、 振り返ると色〜んな経験をして、やっぱりあっという間だったような気持ちの方が大きいかもです。

18年間の中で、1番長く感じた時期は、最初の1年だったかな?

1歳の誕生日の時に、『やっと1歳だぁ。』と思った記憶があります。

特に夜泣きもなく、お昼寝は決まって毎日3時間してくれて、そんなことから、今まで自分には不向きだと思っていたお菓子づくりを始めるようになり、今ではだいぶレパートリーも増えました。

なのに、長かった1年と言う事は、やっぱり初めての子育てだったからでしょうね。

たしかに、じっとしてない、3ヶ月には寝返りゴロゴロ。その後は蒲伏前進。ハイハイとばして、つかまり立ち。7ヶ月の頃には、ひとりで歩行器に後ろ前に入ってた事も。9ヶ月の終わりから歩きはじめ、1歳の時は走っていた、元気な男の子でしたから、私も良く振り回され、瞬発力のない私は若いのに疲れていました・・・

発達障害が分かってからは、周りの子と比べて、素直に誕生日を喜べないような時期もありましたが、優しいお友達や先生方、その他お世話をして下さった色々な方との出会いに寄り、ここまで成長する事が出来た息子を見ると、今では喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。

フランスでは、成人式はありませんが、親しい知人や友人を招いて盛大なパーティーを開き、もちろんパーティのはじめには、アペリティフなんかを飲んじゃうみたいです。

息子は、飲めないだろうな〜?飲んだら、どんなになっちゃうんだろう?
主人も私も、元々はお酒が強くなかったのですが、徐々に飲めるようになったので、もしかするといつの日かは飲んでいるのかもしれませんね・・・

でも昨日は、やっぱりうれしかったらしく、ケーキを前にお酒も入っていないのに、オリジナルの喜びの舞を踊っていました。ww



特別な日なのに、特におねだりしてくる事も、物もなく、でも何が良いかな?やっぱりこれでしょ!って、スーパーで色マジックを2種類買ってあげました。安上がり。

娘は、お兄ちゃんの好きなアニメキャラクターを数十個 、ネットから集めコラージュしてポスターを作っていました。忙しい受験勉強の合間を縫って優しいです。でも、これまた安上がり。



さて、ハッピーバースデーも終わり、プレゼントをあげようと隠しておいた引き出しをみたら、「あれっ?ない!あれ〜っ・・・」とひとりで言っていると、主人が「シュー君の部屋にあったよ!」と!!!!

いつの間に〜!台所のストック食材の引き出しに隠しておいて、普段開けないと思うんだけど・・・

彼の第六感には参りました。

ケーキを食べた後、長女が「お兄ちゃんと写真撮ろう!」と2階に走って行ったので、「ノンちゃんは?」と言うと、「いいの。」と・・・

どうやら、二人で撮りたかったみたいで、「ママ撮って!」と、撮ったのがこれ。



まさかの後ろ姿でしたが、お兄ちゃんと妹って感じの良い写真です。
兄妹歴の長い、お兄ちゃんと何か特別な想いがあったのでしょうね。

小学校入学の頃、ず〜っとおぶっていた長男。いつの日かおぶってもらうから、頑張ろうと思っていた日があっという間に来ちゃいました。私よりまだちょっと背は低いけど、これだけがっちりしてれば、誰かはおぶって助けてあげられるかな?

これからも、優しく、この世のお役に立てる人となっていって欲しいです。