2016年3月9日水曜日

時間旅行

 長男が、日本人学校を卒業してから、もう3年が経とうとしていますが、我が子が通っていなくても、まだまだ未練がましく「図書ボランティア」には参加させてもらっています。

ノンタンが生まれてからは、幽霊部員だったのですが、9月から幼稚園に行き出したので、前よりは真面目に参加しております。

長男が小学1年生の時に誘って頂き、長男の付き添いだけで学校に来るよりは、学年を超えて幅広いお母さん達との交流も出来、好きな絵本にも携われる。また、月2回のお話し会に子供達にあげるカード作りは、お話しをしながら手を動かす、2つの事を同時にする行為ですが、主婦にはちっとも難しくないモッテコイの作業で、毎回楽しい思い出ばかりでした。

しかし、子供達の前で本を読むのは、とても緊張したのを覚えています。

私の場合、一番始めは、とにかく文字数の少ないものを選びました。

その次は、自分が読慣れているもの。極端に言えば、目を瞑っても読めるくらい暗記している本を読みました。

そして昨日、久しぶりにお話し会に参加しました。

 私が本読みをしていた頃より、倍の人数の子供達が参加してくれていました。

 後ろから子供達を眺めていると一人の女の子が目に入り、突然私の記憶がタイムスリップして行きました。
後ろ姿が、長男が1年生の時にいた、クラスの女の子にそっくりだった子がいたのです。

髪の毛の長さやクセのあるウェーブの感じ、結わき方もそっくり・・・

すると、その隣の男の子が〇〇くん、女の子が〇〇ちゃんに見えてきました。

私はどうやら、その子を見て、12年前に時間旅行に出かけてしまったみたいです。

今までは、一番大変で、あまり思い出したくない時期の思い出だったはずなのですが、なんだか不思議ととーっても懐かしく、あたたかく、その当時の子供達の笑顔がよみがえってきました。

今では、彼女たちも素敵なレディーに成長している姿をSNSなどで目にしますが、長年会っていないこともあり、私の中には、まだまだ幼い子供達の姿の方が印象強いみたいです。

辛かった当時の思い出も、時間が経って、懐かしく笑顔にしてくれる思い出に変わったんだなぁと実感した出来事でした。

毎回、季節にあったカードを作り、裏には詩を貼ってみんなで読みました。


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