2016年3月6日日曜日

ノンタン強し!

 9月に幼稚園に入園してから、早半年が過ぎ、秋休み・冬休み・スキー休みと、今回で3回目のバカンスも今日でおしまいです。

バカンス中は、隣町にある児童館の存在を知り、週2回午前中の2時間ですが、開いている時間は全て通い、普段幼稚園でフランス人のお友達と遊んでいる様子を見る事のない私は、ノンタンの子供たちとの関わりが見れて、嬉しいひと時でした。

そこは、幼稚園と違って自分よりも小さい子も来ているので、そちらにもすごく興味があったノンタン。一緒に行ったお友達より、小さい赤ちゃんの事をお世話したくてしょうがないようでした。

彼女の一番のお気に入りは、ボールプールなんですが、その中に一緒にいる赤ちゃんをじーっと観察しながら、寄り添って、きゃっきゃ言いながらも、若干3歳にして、癒されている感もあったみたいに、私には映りました。

腹這いになっている赤ちゃんにおもちゃを差し出したり、普段は見る事の出来ないお姉ちゃんの姿も見れて、微笑ましかったです。

通常、4歳までの未就園児を優先に入れてくれる場所ですが、バカンス中という事もあり、小さい子に付いてきている大きいお兄ちゃんお姉ちゃんも結構いました。

なので、どちらかと言うと、あっちでワーワー!こっちでギャーギャー!やんちゃな子も多いので、親も子もボーッとしてはいられません。

ある時、木で出来ている4人乗りの車の運転席に乗っていたノンタン。ちょっと私の近くに来た隙に、ノンタンよりちょっと大きい女の子が運転し始めました。「あ”〜!」と残念がるノンタン。その顔を見て、運転席から「ガオ〜ッ!」っと威嚇してくる女の子。迷惑そうにしているノンタン。何度もされるので、怒った顔でボールプールへ逃げて行きました。

それでも、止めない女の子に、ボールプールから、「NON!ノン!」と言い、その次にはフランス語で「やめて〜!」っと言っていました。

「つ、強い!・・・」お姉ちゃんもそうでしたが、ノンタンも・・・

そういえば、今通っている長男の学校の子たちにも、「あんた、やだ!」みたいな事を言っていましたっけ・・・

6ヶ月の頃から、お兄ちゃんの送り迎えで出入りしているので、いつも可愛がられていたノンタン。

コミュニケーションがうまく取れない子も、普段は目が合わないような子も、み〜んなノンタンが来ると、興味津津でした。

そんな、彼らの生き生きした表情を見て、私はとても嬉しかったのですが、感情のコントロールや力の加減も難しい彼らには、ちょっとおもちゃのように扱われてしまうので、親や先生方からは、いつも「触っちゃダメ!」と言われている生徒たち…

人間、「ダメ!」と言われるとやりたくなってしまう・・・禁止は奨励なんてところがありますので、私は握手はさせたいなと思って、ある程度は受け入れていました。

そんなノンタンも、もう3歳半になりましたが、まだまだ小さい子として珍しく、行くと可愛がってもらっています。

その中でも、特にノンタンが大好きなトマ君。

私の車を見つけると、パーッと駆け寄って来ます。最初は、おとなしくしているノンタン・・・しかし、嬉しさのあまり、アクションも力もだんだん強くなってしまい、最終的に連れて行かれてしまうトマ君。

でも、根は優しく、束の間ですが、ちゃんと我慢して、憎めないお友達です。

そんな、トマ君をちょっと怖いけど、気になるノンタン。

毎週金曜日は、1週間の学校での様子をビデオで編集してくれて、保護者と生徒そして先生方と,お迎えに行った時に見る会があります。

先週も、トマに大歓迎を受け泣いていたノンタン・・・

しかし、ビデオにトマが出て来ると、「トマ〜!♡」と、喜んでおりました。

それを見たトマも、もう解禁されたと思い、一緒に見ようと、自分の椅子を私たちの前に持ってきて、ノンタンの顔に手をあてて、再びご挨拶・・・

すると、「やめて〜っ!」とフランス語でノンタン。

いつものことですが、トマのお母さんと先生に、黙って手を引かれ、先生の助手を務めたトマ君でした・・・

ノンタン、強し!

これじゃぁ、びっくりして、みんなタジタジでしょうね。と、思う反面、決めるときは決める、頼もしいノンタン。

若干3歳ですが、しっかり自分を持っていて、これならフランス社会でも大丈夫?と思うママでした。




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